こんにちは。カウンセラーの志田です。
日々多くの婚活中の方と向き合うなかで、最近とても多く聞かれるご相談があります。
それが、「将来の妊娠・出産についての不安」です。
中でも、意外と知られていないのが、男性側にも加齢や健康状態によって妊娠への影響があるという事実。
今回は、「男性不妊」と「年齢との関係」、さらに生まれてくるお子さまへの健康リスクに関する実際のデータも交えながら、婚活世代の皆さまに役立つ情報をお届けします。
■ 不妊の約半数は男性側にも原因が
日本産科婦人科学会によると、夫婦全体の約10組に1組が不妊症に悩んでおり、そのうち約48%は男性側にも何らかの原因があると報告されています1。
男性不妊の主な原因:
■ 男性不妊の背景にある「現代的な要因」
男性不妊が増えている背景には、現代のライフスタイルや環境要因が深く関わっています。
▷ 生活習慣・ストレスの影響
特にストレスと男性ホルモン(テストステロン)には密接な関係があり、ストレスが慢性化すると精子の質に影響を及ぼすことが知られています2。
▷ 環境ホルモンの影響
プラスチック製品や洗剤に含まれる**内分泌かく乱物質(環境ホルモン)**が、男性の生殖機能に影響を与える可能性も指摘されています3。
■ 男性にも「年齢」の壁がある
「男性はいくつになっても子どもを持てる」という考えは、近年の研究では必ずしも正しくないことが明らかになってきました。
▷ 加齢による精子の変化
日本産婦人科学会の調査では、男性が40歳を超えると、妊娠率が明らかに低下することが報告されています4。また、自然妊娠までの期間も長くなる傾向があります。
■ 父親の年齢と自閉症などのリスク
さらに近年注目されているのが、高齢の父親と子どもの発達障害(とくに自閉症スペクトラム障害=ASD)のリスクです。
▷ 海外研究の報告
アイスランドの研究グループによると、父親の年齢が上がると、精子のDNAに蓄積される突然変異の数が増えることが明らかになっています5。
また、アメリカの大規模研究では、父親が45歳以上になると、子どもが自閉症を発症するリスクが20代の父親に比べて約3.5倍に増加すると報告されています6。
■ 婚活の中で“未来”を見据えた準備を
これらの話を知ると、「将来が不安になる」という方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、これは「怖い話」ではなく、自分と向き合うきっかけだと私たちは考えています。
妊娠・出産はゴールではなく、幸せな家庭づくりの第一歩。
だからこそ婚活の中で、次のようなポイントを意識してみてください。
■ 男性も「検査してみる」が当たり前の時代へ
不妊治療=女性が病院に行く、という時代はもう終わりです。
まずは「男性も一緒に調べる」という姿勢が大切。
精液検査は比較的簡単に受けられますし、早期発見でできることも増えます。
パートナーと「子どもを望む」という未来を描いたとき、
男性自身も「自分の体を知る」ことから始めてみませんか?
■ 最後に:誰のせいでもないからこそ
不妊の原因は、男女どちらか一方ではなく、カップルとして共に向き合うものです。
原因がわかっても、そこに「責任」や「恥ずかしさ」は不要。
大切なのは、どう乗り越えていくか。
これからの時代、男性ももっと自然に妊活に参加し、
自分の身体と向き合える社会になっていけたら…と願っています。
■ 結婚相談所としてできること
マリッヂサポートでは、ただ「条件で探す」だけの婚活ではなく、
人生設計や健康観まで含めた、未来志向のサポートを行っています。
結婚したいと思ったら結婚相談所大阪マリッヂサポートにお越しください。
📩無料カウンセリングのお申し込みはこちら → https://www.kekkonjoho.net/reservations/
📞お電話でのご予約 → 06-4256-6061
💬編集後記
男性の妊娠力やお子さまへの影響に関する情報は、まだまだ語られる機会が少ないのが現実です。
でも、“知ること”は未来の安心につながります。
私たちと一緒に、将来のパートナー・家族との幸せな人生を考えていきましょう。
【脚注/参考文献】
1.日本産科婦人科学会「不妊症Q&A」
https://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=42.日本泌尿器科学会「男性不妊症」
https://www.urol.or.jp/public/pamphlet/13_funin
3.環境省「内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)への対応」
https://www.env.go.jp/chemi/end/index.html
4.日本産婦人科学会生殖内分泌委員会「年齢と妊孕性に関する報告」
https://www.jsog.or.jp/modules/committee/index.php?content_id=29
5.Jónsson H. et al. (2012). "Rate of de novo mutations and the importance of father's age to disease risk." Nature.
https://www.nature.com/articles/nature11396
6.Reichenberg, A. et al. (2006). "Advancing paternal age and autism." Archives of General Psychiatry.
https://jamanetwork.com/journals/jamapsychiatry/fullarticle/209164
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