「この人と結婚する!」
そんな気持ちになる時には、何か特別なきっかけがあると思っていませんか?
大切な日に素敵な言葉を言ってもらったり、旅行先で将来について語り合ったり。
もちろん、そういった出来事が結婚の後押しになることもあります。
でも実際には、もっと普通の瞬間に、
「あ、この人と結婚するのかもしれない」
と思うこともあります。
例えば、二人でスーパーへ買い物に行った時。
「何食べたい?」
「今日はこれにしようか」
「これ好きって言ってたよね」
そんな会話をしながら買い物をしている。
特別なことは何もしていません。
でもその時、
「結婚したら、こんな感じで買い物するのかな」
と自然に思えた。
今まで漠然としていた結婚生活が、急に身近に感じられる瞬間です。
家で一緒にテレビを見ている時や、カフェでのんびりしている時にも、同じようなことがあります。
「何もしていないのに居心地がいい」
それは意外と大切な感覚なんです。
婚活をしていると、
「好きなのかな?」
「結婚相手として合っているのかな?」
「もっと相性のいい人がいるのかな?」
と、つい早く答えを出したくなります。
特に、お見合いや仮交際では一回一回のデートを振り返るため、
「今日は盛り上がらなかったから違うのかな」
と思ってしまうこともあります。
でも、一度のデートだけでは分からないこともたくさんあります。
何度か会って緊張がなくなってきた時に、初めて見えてくる相手の姿もあります。
出会ったばかりの頃は、お互いに緊張しています。
何を話そう。
どう思われているかな。
変なことを言っていないかな。
そんなことを考えながら会っているかもしれません。
でも回数を重ねるうちに、
「今日は何話そう?」
と考えなくても自然に話せるようになる。
少し沈黙しても焦らなくなる。
疲れている時には「今日は疲れた」と素直に言えるようになる。
その変化を、
「前よりドキドキしなくなった」
とマイナスに捉える必要はありません。
もしかすると、ときめきが減ったのではなく、安心感が増えているのかもしれません。
結婚生活は、デートとは少し違います。
毎日おしゃれをして出かけるわけではありませんし、いつも楽しい話をしているわけでもありません。
仕事で疲れている日もあれば、何となく機嫌が悪い日もあります。
一緒にご飯を食べて、お風呂に入って、テレビを見て眠る。
休日には買い物へ行ったり、家事をしたり。
そんな普通の日が続いていきます。
だからこそ、婚活でも「特別な時間」だけで相性を判断しないことが大切です。
お相手のことばかりチェックしていると、意外と見落としてしまうことがあります。
それは、
「その人といる時の自分はどうなのか?」
ということです。
よく笑えている。
言いたいことが言える。
必要以上に気を遣わない。
ちょっと格好悪い自分も見せられる。
そして、別れた後に「楽しかったな」と自然に思える。
そんな相手であれば、少しずつ心の距離が縮まっているのかもしれません。
「これが決め手でした!」
と言えるものがなくても大丈夫です。
一緒にいて安心した。
話をちゃんと聞いてくれた。
困った時に寄り添ってくれた。
価値観の違いがあっても話し合えた。
そんな小さな出来事の積み重ねが、いつの間にか大きな信頼になっていきます。
そしてある日、
「この人となら、普通の毎日を一緒に過ごしていけそう」
と思える。
結婚が決まる瞬間は、意外と普通なのかもしれません。
でも、その何気ない「普通」を一緒に過ごしたいと思えることこそ、結婚相手を選ぶうえで大切なことではないでしょうか。
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